2014年05月10日

志望校選び

兼学塾では、校風の良い中学を紹介することはありますが、「この中学を受験しましょう」とお薦めすることはありません。小学生の場合、飛び抜けてできるお子さんを除けば、小学生の時の成績が、将来にわたって何か影響を及ぼすということは考えにくいです。実際、中学受験で算数がからっきしたっだお子さんが、中2くらいから、急に理数科目で頭角をあらわすこともあります。毎年進路指導をしていても、現在の成績や授業態度だけからでは、将来何がいいのか、予測することは不可能です。

中学受験の場合、一番大事なのはご本人の意志を大人がうまく汲み取ることだと思います。例えば、お子さんが疲れていて、大人が目を離すと手抜きをしている状態なのに、「上位校に合格できなかったら高校受験でリベンジ」とご家庭の方針を立ててしまうと、非常に大きなリスクを抱えることになってしまいます。中高一貫の進学校や、難関高校受験向けの塾のカリキュラムは、そもそも自発的に勉強しない学生もいるということを想定していないからです。

ご家族の方針と受験生本人の状況が一致しない場合は、問題を先延ばしにするのもありだと思います。兼学塾では、休憩を自由に取れるようにしていますが、中学受験生の場合、半分くらいのお子さんは、際限なく遊んで、おうちの方にはごまかしてしまいます。それが中2くらいになると、勉強が苦手な生徒さんでも、まず勉強をしてから漫画を読んで、テスト前は長時間勉強する、というように、セルフコントロールできるようになります。また、いい意味で大人に反抗して、自分の率直な気持ちを表現できるようになります。中学受験で厳しい状況でも、多くの場合、幼いだけなのだと思います。兼学塾では、自発的に勉強できない場合は、怒ったり誘導したりせず、進路についてお子さんと話し合ったり、無理のない教材を使って、精神的に大人になるのを手助けしています。

中学受験を必ずするというご家庭の方針であれば、お子さんが表明していることだけではなく、ちょっとした雑談から見える本音や、没頭していること、疲れ具合などから、総合的に判断し、色々な選択肢を示してあげるのが大事だと思います。







posted by 算数・理科の兼学塾 at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 受験情報